僕と可愛いお馬さんたちの日記

デカチン凛世は絶凛世

【プリコネ】【脱出ゲーム】とあるカォンからの脱出

 

目が覚めると、そこは見たこともない場所でした。

 

 

ここ、どこ……?

 

 

不安に駆られ、僕はキョロキョロと辺りを見渡します。

 

 

と、不意に後ろから声をかけられました。

 

 

 

f:id:kanikoucha:20200117095206p:image

???「おう、やっと目が覚めたか!」

 

‼︎‼︎

じゅ、獣人だ……!

 

 

僕は思わず腰を抜かしてしまいました。だって、こんな近くで獣人を見るのは初めてだったんですから。

 

 

 

f:id:kanikoucha:20200117100617p:image

???「どしたん? そんなチキらんでもええんよ?」

 

 

僕がびっくりしていると、柱の陰からまた新しい獣人が出てきました。

 

 

そこで、僕はようやくここが何処なのかを悟りました。

お母さんから聞いたことがあります。僕たちが住んでいる村は『カォン』という獣人ギルドに支配されていると。多分、ここがその『カォン』なのでしょう。

その事実を認識した途端、体中から冷たい汗が一気に吹き出ました。

 

 

『カォン』にはとある噂がありました。

 

それは───

 

 

〝『カォン』のメンバーは人肉が大好物〟

 

 

 

 

 

「た、食べないでください!」

 

 

気づけば僕は彼女たちに土下座して命乞いをしていました。

 

僕はこんなところで死にたくなんてありません。助けて、神様、お願いします…。

 

 

 

 

でも、神様はいませんでした。

 

f:id:kanikoucha:20200117102345p:image

???「嫌さー! 私たち、もうお腹ペコペコなんさー♪」

 

 

いつの間にかその場に居た獣人の一言で、僕の視界が一気にぼやけました。原因は、涙でした。

 

 

いやだ、いやだよ、僕、まだ死にたくないよお母さん……。

 

 

 

と、その時でした。

f:id:kanikoucha:20200117102623p:image

???「おいおい、泣くなよ。飯が不味くなるじゃねーかよ」

 

f:id:kanikoucha:20200117100617p:image

???「まぁまぁ、マコトはん。…でも、こんな泣かれると流石にかわいそうに感じてまうわぁ。ちょっとぐらい生き残るチャンスをあげてもええんとちゃう?」

 

マコト「ん…、まぁ姫さんがそう言うなら…」

 

 

 

───そんな獣人達の気まぐれで、僕は自身の生き残りをかけた謎解きゲームに参加することになったのです。

 

 

 

ナレーター「さあ、あなたは見事獣人達が繰り出す謎を解き、この殺人ギルドから脱出することができるだろうか?」

 

 

 

 

『とあるカォンからの脱出』START

 

 

 

 

Q1.

f:id:kanikoucha:20200117103428j:image

 

 

 

f:id:kanikoucha:20200117100617p:image

???「制限時間は5秒どす♪」

 

 

……へ?

 

 

カォン「5!」

 

え、待って待って。そんなすぐ解けるわけ…!

 

「4!」

 

ちょっ、な、謎っ、解かないとっ!

 

「3!」

 

むりっ、無理無理無理っ! こんなの無理ゲーじゃんっ!

 

「2!」

 

ひぃいぃぃ、やだぁぁああぁぁ‼︎

 

「1!」

 

あ゜。

 

 

f:id:kanikoucha:20200117100617p:image

???「はい、時間切れどす♪ 残念やったなぁ、せっかくチャンスをあげたのに」

 

「やだぁあぁぁ! 死にたくない! 死にたくなーい!」

 

マコト「うるせぇなぁ。チャンスも活かせないようなグズはさっさと死ねよな」

 

???「私に任せるさー! いくよー! 琉球犬ナックルアロー‼︎」

 

僕の意識は、そこで永遠に途切れてしまいました。

 

 

 

GAME OVER 脱出失敗

 

 

 

 

 

???「やっぱり人間のフグリは甘くて美味しいさー♪」

 

マコト「おい、ずりーぞ! 1人で全部喰うなよ!」

 

???「まぁまぁ。まだまだ〝備蓄〟は沢山ありますから。そんな慌てんで良かよ♪」